お葬式にふさわしい礼服とはどういったものか、礼服選びのポイントと注意点をまとめました。お葬式の服装で特に気を付けたいのがマナー違反。失礼にあたらない装いをあなたはちゃんとできていますか?
お葬式にふさわしい礼服とは?
喪服は本来、遺族が「喪に服する」という意味があって着るもの。一般参列者が着る礼服も、故人を偲ぶための正装をするという意味で着られています。
喪主・遺族など主催者側なら「正式な礼服」
喪主や遺族なら和装の場合、紋付の羽織袴・黒無地着物(黒喪服)が正装です。洋装の場合は、男性はモーニングコートとなります。女性は黒のアフタヌーンドレスか黒無地のワンピースなどです。
肌の露出を控え、スカートはひざ下5~7cm以上あるものからくるぶしまでのロング丈が好ましいでしょう。 袖も、長袖か肘が隠れる長さにして襟元の詰まったデザインを選びます。
しかし、最近では喪主や遺族でも着物やモーニングコートを着る人は減っています。男性は黒無地のスーツ、女性もワンピースやアンサンブルなど洋装を選ぶ方が多くなっているようです。
一般参列者なら「略式の礼服」
礼服を選ぶ際に気をつけたいのが「格式」。遺族・親族より格が上がってしまわないように、一般参列者の立場では、略式の礼服を着用するようにしましょう。
女性の礼服選びの注意点
女性の礼服選びは、男性に比べて注意する点がいくつかあります。しきたりの多い冠婚葬祭。特にお葬式には、常識ある大人の女性として参列したいものです。
スカート丈は大事なポイント
お葬式に着て行く礼服選びで重要なのがスカート丈。お葬式では、立ったり座ったりの動作が多くなります。丈が短い礼服を選んでしまうと、正座したときにひざが丸見えになってしまい気になって仕方ありません。
スカート丈がひざ下5~7cm以上あれば、座ってもひざが出ることなく立ち姿も上品に見えるでしょう。
光沢や華美なデザインの礼服は避ける
冠婚葬祭全般に着られる礼服なら、女性用は特に生地に光沢があったり透ける素材や装飾があるかもしれません。
華美に見える礼服は、弔事の席ではマナー違反となりますので注意が必要です。選ぶ色はもちろん黒ですが、黒色もさまざま。礼服は、「深く濃い黒」でなければいけません。
礼服の生地の質によっては、ポリエステルが含まれる場合があり、グレーがかった白っぽい黒を選ばないように注意が必要です。
男性の礼服選びの注意点
男性の礼服選びで注意するポイントをご紹介しましょう。
ビジネスシーンで着るような黒いスーツは避ける
男性の場合お葬式では、略礼服にあたる「ブラックスーツ」が一般的になっていますが、黒いスーツならなんでもよいという訳ではありません。礼服と黒いビジネススーツは、デザインや黒色など明らかな違いがあります。
黒色のネクタイを
男性が着用する黒の礼服は、ネクタイや小物を変えるだけで慶弔、どちらにでも使えるのが特徴です。お葬式などの弔事の席では、黒色のネクタイを着用しましょう。
厳粛な場にもふさわしい礼服選びを
しきたりの多いお葬式では、マナーが気になり不安に思うことも多いはず。お葬式は、故人と過ごせる最後の時間。厳粛な場にもふさわしい礼服を選びたいものです。
突然の訃報で礼服が用意できなかったり買いに行く時間がないときは、レンタルを利用すると便利です。晴れ着の丸昌池袋店は、礼服を扱うレンタル専門店。お葬式で着ていただける着物・ブラックフォーマルも揃っていますので、ぜひご覧ください。
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