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礼服に関する豆知識

格式高い紳士の礼服「モーニングコート」とは?

2019.07.12

2024.07.19

男性が冠婚葬祭で着る礼服には種類があり、着用シーンや立場に合わせた装いが必要です。礼服のなかでもっとも格式の高い正礼装「モーニングコート」は、結婚式で新郎新婦の父親が着用する衣裳としても知られています。
今回は、紳士の礼服・モーニングコートついてご紹介します。

結婚式などで着用する「礼服」には種類がある

冠婚葬祭など敬意を表すシーンで着用する衣服を「礼服」「フォーマルウェア」といい、着用すれば「正装」「礼装」にあたります。
礼服は「正礼装」「準礼装」「略礼装」で格付けされ、それぞれに適した着用シーンと服装の種類があります。また、着用する時間帯にもルールがあり、午前中から18時(冬は17時)までの式なら昼の装いを、それ以降は夜の装いをしましょう。

正礼装の種類と主な着用シーン

昼の正礼装:モーニングコート(慶事・弔事)
夜の正礼装:燕尾服(慶事)、タキシード(慶事)
着用シーン:結婚式・披露宴、葬儀・告別式、格式のある式典など
主な着用者:結婚式での新郎新婦の父親や晩酌人、葬儀での喪主、式典の主催者、叙勲・褒章で参内する方など

正礼装「モーニングコート」の着こなし方

英語でモーニングコートというと上着のことを指しますが、日本ではジャケット(上着)、コールズボン、ベストの3点セットをモーニングコートと呼びます。
正礼装であるモーニングコートにはTPOにそった着こなしのルールがありますので、適したアイテムを合わせて正しくコーディネートしましょう。

モーニングコート(上着・ジャケット)

フォーマルなピークドラペル(襟)にウエストから曲線的にカットした長いテール、ひとつ留めのフロントボタンが特徴。基本カラーは黒で、濃いグレーのものもあります。
慶事と弔事でボタンの留め方が違い、慶事では内側のボタンを使って拝み合わせるように留めます。弔事は通常のシングルスーツのように外側のボタンで留めましょう。

コールズボン(スラックス)

グレー地に縦縞のスラックス。裾はシングルです。裾の後ろが長めにモーニングカットされている場合もあります。

ベスト

ジャケットと共布の黒か、グレーやアイボリーのベストを必ず着用します。黒は引き締まった印象で男性的に、グレーなら明るく洗練されたスタイルに仕上がります。一番下のボタンは留めないでおきましょう。
日本では着脱式の白襟がつき、慶事はそのままつけておき、弔事では外します。

ネクタイ

慶事ではシルバーグレーか、白黒のストライプ柄が基本。ネクタイの代わりにスカーフのように幅広になるアスコットタイを使用することもあります。弔事では光沢のない黒無地にし、結び目にディンプル(くぼみ)はつくりません。

シャツ

白の無地シャツ。慶事では前身頃にヒダのないウィングカラーで袖はダブルカフスのものや、普通襟のレギュラーシャツを着用ください。裄丈はアームバンドで調整し、最適なバランスで着こなしましょう。

ポケットチーフ

白かシルバーグレーのチーフをきっちりと3つの角を立てたスリーピークスに折り、胸ポケットに挿します。弔事でポケットチーフは挿しません。

手袋

慶事は白かグレーの手袋を右手にもちます。素材は革製または布製のものを。着席時はテーブルの上に置くか、ポケットに入れてください。

サスペンダー

黒または白黒縞柄のサスペンダーでパンツを吊り、ベルトは使用しません。

カフスボタン(カフリンクス)

真珠や白蝶貝などの白を基調としたものをチョイス。台座はシルバー系がおすすめです。レギュラーシャツを着る弔事では必要ありません。

靴下

慶事と弔事、どちらの場合でも黒無地が基本。慶事の場合は、白黒の縦縞でもOKです。

シューズ

黒のキッドかカーフで、紐結びのストレートチップをはきましょう。プレーントゥでもかまいません。素材は革、色は黒が基本です。

レンタルすると「モーニング一式」がそろう

正礼装であるモーニングコートは特別な装い。結婚式や葬儀など大切なシーンへの敬意を表して着用し、厳かにセレモニーを盛り上げます。

特別な衣裳であるモーニングコートを着る機会はそうそうありません。季節に合わせて夏用と冬用の両方をそろえるのも大変です。やはり、必要なタイミングでレンタルするのがベストな選択ではないでしょうか。

また、レンタルの大きなメリットはフルセットがそろうこと。モーニングコートはTPOにそったアクセサリーをたくさん用意する必要があるので、信頼できる礼服のプロがコーディネートした「モーニング一式」をレンタルできると安心です。

晴れ着の丸昌池袋店なら、シャツから靴下までフルでそろっているので、お客さまはシューズのみご用意ください。

夏用グレースモーニング

結婚式で新郎新婦のお父様が着るのに最適な夏用の正礼装です。ジャケットにはサマードスキンウールにポリエステルを織り込んだ生地を使用し、快適性をプラス。メイド・イン・ジャパンの確かな品質が、格式の高い装いであることをしっかり伝えます。

コーディネートはグレーカラーのベストで明るい印象にし、ストライプのタイとともに洗練された大人のおしゃれを演出。シャツやタイ、ポケットチーフなど着用シーンに合わせたアクセサリーもフルセットでお届けします。

>>夏用グレースモーニング

夏用モーニングコート(18)

格調高い結婚式や披露宴、記念式典などで着用する昼の正礼装は、新郎新婦のお父様、叙勲受賞者におすすめです。夏用に仕立て、暑い季節でも心地よく着られるようこだわりました。モーニングコートの生地はすべてメイド・イン・ジャパン。優美で深いブラックカラーが、上質な装いを演出します。

ベストはジャケットと共布のブラックを合わせ、紳士らしい風格を感じさせるコーディネートに。

>>夏用モーニングコート(18)

おしゃれなモーニングコートをレンタルで

モーニングコートは、新郎新婦のお父様が結婚式で着る衣裳。お子さまの晴れ舞台ですから、品質とともにおしゃれさにもこだわりたいところ。近年の貸衣裳専門店は高品質な礼服を用意し、さらにおしゃれに着こなせるコーディネートもサポートしています。

晴れ着の丸昌池袋店では、モーニングコートのベストを2タイプご用意。グレーのベストを組み合わせた「グレースモーニング」は、大人らしい上品さをまとえると評判で高い人気を得ています。

豊富なサイズ展開と季節に合わせた夏用/冬用をご用意しています。

大切な式典に出席されるときは、モーニングコートをレンタルして格式のあるおしゃれをお楽しみください。

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