お宮参りは、赤ちゃんがはじめて神さまと対面する大切な行事。伝統的な着物であるお祝着をレンタルして、お参りするご家族様はたくさんいらっしゃいます。
せっかくの晴れ着です。きれいに着付けたいところですが、まだ首もすわっていない赤ちゃんに着物を着せるのは意外とむずかしいもの。当日になってあわてないよう、こちらの記事で予習しておきましょう。
お宮参りで着る「お祝着」とは?
「お祝着」は、赤ちゃんを抱いた祖母や母親を包むように覆いかぶせる着物のこと。お宮参りで着る正式な衣裳で、女の子は美しく育つよう蝶や手毬など華やかな模様を、たくましく育ってほしい男の子には鷹や兜など勇敢なモチーフを描いたものが好まれます。お祝着は、「産着」「掛着」「初着(うぶぎ)」「のしめ※男児の場合」とも呼ばれます。
お祝着の下は白羽二重の内着を赤ちゃんに着せるのが正式ですが、カバーオールやベビードレスなどの洋装でもかまいません。体温調節が上手にできない赤ちゃんのために、一番下に着る肌着は当日の天候や気温に合わせて調整しましょう。
また、お宮参りのお祝着は着物用の下着である襦袢(じゅばん)と2枚重ねになっているものがほとんど。レンタル衣裳の場合でも、襦袢を別に用意する必要はありません。
お祝着の着せ方
なれないお祝着でも、上手に着せられるポイントを事前に知っておけばスムーズに着付けられます。今回ご紹介する「お祝着と襦袢の衿についている紐を、左右それぞれの袖に通して背中で結ぶ方法」なら、どなたでもきれいに着られます。こちらで予習して流れをシュミレーションし、本番に備えましょう。
(1)準備
お宮参りの衣裳は男児用・女児用ともにお祝着と襦袢の2枚重ねになっており、それぞれ衿の左右同じ位置に1本ずつ合計4本の紐がついています。
お祝着と襦袢の紐を重ね合わせ、右側の衿についているものは右側の袖の内側に、左側の衿についているものは左側の袖の内側に通しましょう。
両袖の内側に紐を通しておけばお祝着を羽織ったときに両袖がたるまず、美しく着られます。
▼アドバイス
ここまでを家で準備して手荷物でもっていき、仕上げは現地で行いましょう。移動がラクになりますし、事前に準備しているので現地での着付けもスムーズ。持ち運ぶときにシワにならないよう気をつけてください。
(2)着付け – 1
まず、赤ちゃんに帽子とよだれかけ(スタイ)をつけます。お祝着と襦袢は広げてカタチを整え、絵柄がきれいに見えるようにします。
(3)着付け – 2
祖母の方かお母様が赤ちゃんを横向きに抱き、お祝着と襦袢の紐と袖口をもって赤ちゃんを包むように羽織ります。赤ちゃんの顔が見えるようお祝着で包む位置は首から下にし、苦しくないように調節してあげましょう。
(4)着付け – 3
お祝着と襦袢は片方を赤ちゃんの顔の位置と反対側の肩にかけ、もう一方を腕にかけます。左右の紐をまとめ、赤ちゃんの顔の位置と反対側の肩の後ろあたりで蝶結びします。このときにお祝着の下から襦袢がでないよう、襦袢の紐を少し強めに引いておきましょう。
お宮参りのお祝着は、質のいいものをレンタルで!
お祝着はお宮参りに欠かせない衣裳ですが、一生に一度だけ着るもの。最近は、質の高い着物がそろっている貸衣裳店でレンタルするのが主流です。
晴れ着の丸昌池袋店のお祝着は「正絹」で仕立てています。やわらかくなめらかな肌ざわりで、赤ちゃんのデリケートな肌にふれても安心です。男の子用・女の子用どちらも豊富にラインナップしております。ご家族でご相談し、満足のいくお祝着をお選びください。
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