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着物に関する豆知識

結婚式には着物で参列したい!ふさわしい柄とは?

2017.03.24

2024.05.07

結婚式は着物にしたいけれど、どんな柄を選ぶべきか?そのような悩みをよく耳にします。着物は、結婚式を華やかに格調高く彩り、皆に喜ばれますが、結婚式にふさわしい柄、ふさわしくない柄ってあるのでしょうか。

どんな着物を選べばいいの?

結婚式にふさわしい着物は、黒留袖・色留袖・振袖・訪問着・付け下げなどがありますが、それぞれの着物柄の特徴はどうなのでしょう。

黒留袖

礼装。上半身には紋のみで、裾だけに模様・絵柄が入ります。親族の既婚女性が着用します。

色留袖

礼装。上半身には紋のみで、裾だけに模様・絵柄が入ります。未婚・既婚は問いません。

振袖

礼装。上半身から袖・裾にかけて模様・絵柄がつながるように入ります(絵羽模様)。袖丈が長いのが特徴で、袖丈の長さにより格が変わります。未婚女性に限ります。

訪問着 

略礼装。上半身から袖・裾にかけて模様・絵柄がつながるように入ります(絵羽模様)。未婚・既婚は問いません。

付け下げ

略礼装。絵柄はつながっていませんが、模様・絵柄は肩山を中心に上向きに描かれています。未婚・既婚は問いません。

ほかに、紋があれば色無地の着物も可能ですが、一般的に、留袖、振袖や訪問着は、絵柄の分、より華やかで人気があります。

また、紋の数により、装いの格を上げることができます。

結婚式にふさわしい柄とは?

着物には、古典から自然を描いた柄までさまざまな文様がありますが、結婚式には縁起がよくお祝いの席にふさわしい柄を選びたいものです。

吉祥文様

祝意を表す伝統的な文様です。長寿を表す鶴、亀、松竹梅、夫婦円満の象徴であるおしどり、貝桶、発展を意味する扇などが代表的です。

有職文様

平安時代より公家の装飾に用いられた伝統的な文様です。たとえば、菱文、立涌、亀甲文などがあります。

春夏秋冬の花模様がたくさんありますが、おめでたいものとして代表的なものは、牡丹、桜、菊、梅などでしょう。

また花をモチーフにした花文、花丸文、花車なども華やかで好まれる絵柄です。

生き物

吉祥文様の鶴、亀、鳳凰、おしどり以外にも美しい孔雀や長寿を意味する蝶もよく目にします。

その他古典柄

和歌を記した料紙の短冊や、鼓、雅な貴族の乗り物である御所車など。

上記以外にもたくさんの文様がありますので、それぞれの好みや色、年齢、そして結婚式が行われる季節に合わせて選ぶとよいでしょう。

避けたほうがよい柄ってあるの?

じつは結婚式には避けたほうがよい柄もあるのです。

まず、モダン着物でよくある、黒地に柄が入っているものは避けたほうがよいでしょう。また、桜は優雅でとてもすてきなのですが、「桜散る」ということで縁起を気にする意見もあります。

特に問題ないという考えもあれば、気にする人もいるので、結婚式の行われる土地柄、出席者を考慮して決めたほうがよいかもしれません。

それから、着物の種類にも影響しますが、結婚式の会場、周りの方、招待してくださった方との関係など、格やバランスを考えることも必要になるでしょう。

一番問題なのは、花嫁の衣装より豪華なもの。一番の主役は花嫁なので、花嫁より煌びやかで目立つ柄は避けたほうがよいでしょう。可能であれば、事前に花嫁の着物について、聞いておくのもありですね。

自分に似合う着物の柄で、結婚式に!

おめでたい結婚式に着物で参列できるなんて、本当にうれしいことですよね。

着物は帯や小物などと格を合わせる必要もあり、自分ひとりで決めることはなかなか大変です。そんなときは、第三者の目でアドバイスをもらえ、手軽に選べる、レンタルという手もあります。

晴れ着の丸昌池袋店では、ひとりひとりに合った着物の柄を選ぶコーディネートをお手伝いします。着物でキレイに変身して、すてきな想い出を作りましょう!

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