着物の色を選ぶポイントは、自分の髪や肌の色に合わせること。体全体にまとう着物は、色によって似合う似合わないが左右されやすいので慎重に選びましょう。今回は、自分に似合う着物の色の見つけ方をまとめました。
似合う着物の色を「肌の色」に合わせて探す
自分に似合う色は、生まれもった肌や髪、瞳の色といった顔全体の色の雰囲気によって、ひとりひとり変わってきます。着物や洋服、メイクにいたるまで、自分に似合う色を理解して上手に使いこなすと、女性にうれしい、このような効果が期待できます。
- 若々しい印象になる
- 肌が美しく見える
個性を自然に美しく引き立たせて、第一印象をよくする色選びはとても大切です。
慣れない着物の色選びも肌の色をみながら選ぶと、まとまった着こなしが実現。和の伝統的な色使いを尊重しながらも、自分に似合う色を取り入れてスマートに着物を選びましょう。
色選びの基準となる、日本人に多い肌の色は大きく3つに分かれます。特徴とそれぞれに似合う色をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
清楚な「色白」の方に似合う色
肌に透明感があり白い肌の方は、やわらかなパステルカラーや中間色が似合います。
- ピンク
- 水色
- 淡いむらさき
- 淡い灰色
また色白でも、目もとのコントラストがはっきりしている方には、ビビットカラーのような鮮やかな色をあわせると顔映りがよくなります。
- 青
- むらさき
- 黒
- 白
若々しい「明るい肌」の方に似合う色
かわいらしい印象の明るい肌色の方は、明るく澄んだこちらの色がおすすめ。
- 黄色
- オレンジ
- 黄緑
- 明るいベージュ
元気な「オークル系の肌」の方に似合う色
健康的でしっかりとした肌色の方に似合う色は、こちらの深みがある落ち着いた色になります。
- 茶色
- からし色
- 深緑
- 濃いベージュ
どの肌タイプでも、「赤が似合わない」「青が似合わない」ではなく、色の濃さ、鮮やかさから選ぶことがポイントです。着てみたい色があわない場合でも、濃さや鮮やかさを調節することで、系統が同じような色をあわせることもできます。
肌の色に合わせて髪の色もチェック
肌の色と同じく髪の色でも着物の雰囲気が変わってきます。髪の色のもつ印象もあわせながら着物の色を選ぶとよいでしょう。
しっかりした「黒髪」
重たい印象になってしまう黒髪ですが、鮮やかな赤や白などはっきりした色で着ることで日本人らしい黒髪がより映えるでしょう。
落ち着いた「こげ茶色の髪」
比較的どんな色でも合わせやすくヘアアレンジもしやすい髪色です。小物によって雰囲気が変えられるので、大人っぽくもかわいらしくも変身できます。
華やかな「明るい髪」
濃い色の着物でも重たくなり過ぎないので、落ち着いた色使いでもバランスがよく似合います。
着物の色が合わないときの応急処置
レンタルや母親など人から受け継いだ着物を着て、違和感を感じるときの対処法をご紹介します。
半衿・重ね衿を使う
似合わない色の着物を直接肌に合わせないようにするために、半衿や重ね衿を上手に使いましょう。
着物と肌の間に入れて、しっくり調和する色の衿を選んでプラスすると顔映りがぐっとよくなります。
アクセントに似合わない色を使う
帯や帯紐など、顔から離れたところに使う着物の小物に、あえて似合わない色をもってくる方法です。
差し色でメリハリをつけて、全体の色をカバーするのに効果的。こなれた雰囲気にもなるのでおすすめです。
自分に似合う色の着物が見つかる
着物は多様な組み合わせで印象が変わるため、自分に似合う系統の色を把握しておくと安心。洋服やメイクなど幅広いシーンでも大活躍します。
晴れ着の丸昌池袋店では、特別な一日に欠かせない着物を幅広いジャンル、デザインでご用意しております。カタログやネットから自分の雰囲気に合った色の着物を見つけて、粋な着こなしを楽しみましょう。
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