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色留袖に関する豆知識

知っておくべき色留袖を着るうえでのマナーとは

2016.09.13

2024.05.07

色留袖を着ることになったけどマナーがわからないという方のために、気をつけるべきマナーを紹介します。色留袖を着ていく前にマナーを覚えて、着用時の不安をなくしましょう。

シーンごとの色留袖の選び方のマナー

色留袖は正礼装です。色留袖を着られるシーンとそうでないシーンがあります。また色留袖の色柄によっても、マナー違反が存在します。ここでは色留袖の着用シーンとマナーについて見ていきましょう。

着用シーンのマナー

色留袖は、結婚式や叙勲等の慶事で着ることができます。また色留袖は礼装としては黒留袖に次ぐものですので、あまりカジュアルなシーンには不向きです。

結婚式の着物の選択としては黒留袖・色留袖・訪問着・振袖がありますが、そのなかで色留袖を着ることができるのは、知人や友人の結婚式に招かれた場合になります。

新郎新婦の親族であれば黒留袖を着るのがマナーです。ただし若い方であれば五つ紋総比翼仕立ての色留袖を選ぶことで、黒留袖と同格の着こなしができます。

黒留袖より色留袖のほうが華やかですから、選択肢の一つになるでしょう。結婚式以外の正式なお祝いの場であれば、色留袖がもっとも格式高くマナーにものっとった礼装です。

紋と格式のマナー

気をつけなければならないのが色留袖の格です。色留袖には上記の五つ紋のほかに三つ紋、一つ紋があります。紋の数によって色留袖の格が変わり、格が高すぎても低すぎてもマナーに反しますので注意しましょう。

五つ紋の色留袖は黒留袖と同じ第一礼装扱いですので、結婚式や宮中行事で活躍します。三つ紋の色留袖は五つ紋のものより格下になりますが、準礼装として身内以外の結婚式や祝賀会で着用します。一つ紋の色留袖はさらに一つ格が下がりカジュアルさが出て、訪問着に近い着こなしになります。

色留袖の立ち振る舞いのマナー

色留袖を着ていると、洋服とは違い着崩れを気にしなければなりません。マナーに合ったふさわしい着こなしをするためにも、立ち振る舞いには気をつけましょう。

裾は乱れやすい

色留袖で一番乱れやすいのが裾です。歩くときや階段の昇り降り、車の乗り降りの際にはとくに注意しましょう。移動のときは右手を上前に添えておくと、裾が開くのを防ぐことができますし、軽く持ち上げると歩きやすいです。

車の座席や椅子に座る際は、腰から座るようにすると裾を乱さずに着席できるでしょう。また軽い着崩れであればすぐに直しましょう。だらしなく色留袖を着ていてはマナーが台無しです。

うっかり裾が広がってしまった場合には、帯の下に下前を入れて着崩れを防ぎましょう。

袖と帯に要注意

汚してしまったり崩れやすいのが裾と帯です。手を上げたり伸ばすときには、袖のたもとを押さえるのがマナーです。

また色留袖を着ているときは椅子の背もたれを使うのは諦めましょう。車や椅子の背もたれを使うと帯が崩れてしまいます。汚したり背中側が着崩れてしまうと、その場ではどうすることもできなくなってしまいます。

色留袖のマナーは難しくない!

色留袖は『格式』と『立ち振る舞い』に気をつければ、さほどマナーは難しくありません。あらたまった場で明らかに格が劣る色留袖を選んだり、着崩したりすることさえなければ、むしろ華やかで格式のある色留袖は好意的に受け止められるでしょう。

マナーを確認したのでさっそく色留袖を選びたいという方は、色留袖のレンタルを行っている晴れ着の丸昌池袋店をご覧になってみてはいかがでしょうか。

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